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異文化コミュニケーション

皆さま、おはようございます。東京は少し肌寒いくらいの日が続いています。体調管理気を付けたいですね。

さて、今日は異文化コミュニケーションについての私の考えを少しお伝えしようかな、と思います。

写真、「いかにも多国籍!」というものを選んでしまったので、異文化というと異なる国、と考えがちですが、同じ日本人でも世代が違う、出身地が違う、などによってその方を形成する文化的背景が異なる、ということはあります。 私も毎日、今年大学2年になる息子との「異文化コミュニケーション」に苦労しております(笑。

とは言え、やはり異なる国の方々との「異文化」は次元が違う!という経験、なさったことはありませんか、、、? あくまで一般論ですが、やはり日本に暮らしていると異なる国籍、という意味での異文化に接する機会はまだまだ少ないと思います。

もうかなり前のことですが、乗務でブラジルのサンパウロまで飛んだことが何回かあります。 サンパウロ、本当に遠いのです。初めてのフライト前のブリーフィングで、機長が、「まあ、地球の全くの反対側ですのでね、どのルートを飛んで行っても所要時間は同じ訳ですが、今日はロサンゼルス経由で参ります。(笑」とおっしゃったのが忘れられません。 そしてやっと到着してホテルのお部屋でテレビをつけて本当にビックリしました。

朝だったので、子供向けの参加型番組をやっていたのですが、、、画面に映った子供達が100人くらいいたでしょうか。

その子供達の見た目の多様性といったら、、、この子は〇〇系なんていう風に全く分けることができないのです。 本当に文字通り一人一人違う。 この写真ではとてもそのバラエティの幅広さはお伝えできず残念なのですが、とにかく衝撃的でしばらく固まってしまったほどです。 「生まれた時からこのような環境で育っていれば、改めて異文化コミュニケーションとは、なんて考える必要もないのだろうなあ、」と痛感した瞬間でした。

アメリカ(合衆国)は人種のるつぼ、melting pot、最近では人種のサラダボウル、salad bowl、と言われたりしますが、ブラジルに比べたら、その異文化混在レベルはまだまだ「序の口」だとその時思いました。 このブラジルの環境で育てば「一人一人個性があって、一人一人が大切!」と力を入れなくても、「え?そんなこと言うまでもない、、、よね?」となるなぁと。

アメリカですらそうなのですから、日本の異文化混在レベルは、(最近少しずつ上がってきたとはいえ)、もちろんまだまだまだまだ「序の口」なのです。

私がお伝えしたいのは、「多様性に慣れていないのは当たり前。 そういう環境だったのですから。 だから慌てないで。 少しずつ、慣れていきましょう。」ということです。異文化コミュニケーション、上手くいかなくて当たり前です。 try and error 、試行錯誤で。

もう一つ。異文化コミュニケーション、いろいろ理論も研究されていますし、また、〇〇の国の方は~~のタイプ、的な情報もたくさんありどれも興味深いのですが、私の一番のお勧めは「目の前の方に集中する」ことです。 目の前の相手を観察して、コミュニケーションして、

「~はどう思いますか?」

How is…? /What do you think about…?  

「これでいいですか?悪いですか?」

Is this all right, or not? / Are you happy (with it)?

と意見を聞く。 こんなことお聞きして大丈夫かな?と心配な時は、

「お聞きしてもいいですか?」、

英語ならMay I ask…?とクッションを置いてから聞く。

そして「私はこう思っています。」I think…

ご自分の言動の理由を伝える、…because…

等々シンプルな表現でコミュニケーションを始めるのがおすすめです。

とっても原始的ですが、これが一番のように思います。 そしてこれがとてもとても楽しいです。 「えーーーそう感じるの?」「えーーーそうだったの?」ということがわくわくします。

それに聞きやすいです。 「今更、、、」と思う必要はないのです。 お互い「異文化だから、、、」と許しあえる部分も多いのですよ。

、、、とお話しているうちに私も異文化コミュニケーション、したくなってきました。 今日も新しい出会いや気づきがあるでしょうか?

それでは皆さま、今日も素敵な一日をお過ごしください!

中野美夏子

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