新規採用スタッフ研修
皆さま こんばんは。
昨日は「新規採用スタッフ」の方々の研修を担当させていただきました。4月から新しい職場で働き始めた、すでに今まで社会人経験のある方々の研修です。研修内容は「接遇マナー」なのですが、やはり新入社員の方々とは研修の進め方を変えます。
初心に帰っていただくためにもマナーの大切さ、なぜマナーを身に付ける必要があるのか、という点はしっかりお話して、また基本のポイントなども簡単に復習します。その時に私が強調するのは、「周りの方々がもし、皆さまのマナーに対してあまり良い印象をお持ちでなかったとしても、なかなかそれを指摘なさる方はいらっしゃいません。ただ、心の中で思っている。そしてそれは皆さまが仕事をしていくうえで決してプラスにはならない。だから常にご自分でご自分をチェックしてください。」という点です。
研修の最初でしっかり納得していただけないと、数時間の研修が無意味に流れてしまうことになりますし、同じ組織に毎年伺っていても、その年によって受講生の方々の雰囲気、反応が異なるので、このスタートの部分は講師側も細心の注意を払います。
基本の確認を行ったら、応用に時間を取ります。例えば電話応対。すでにいろいろな状況での電話応対をなさっている方が多いので、いろいろ意見を出し合っていただく。それぞれの経験を共有して、これからの職場に活かしていけるように準備する、そんな時間にしていただきたいと思っています。 そうすることで、「スタッフ間での情報共有」の習慣にもつながったらいいな、と考えているからです。もちろん意見を出していただいたら、それをまとめ、意見として出なかった大切なポイントを補足説明するのは講師です。
今回の研修は1クラス(受講生40人弱)につき講師2人体制でした。コスト的には贅沢な研修ですので、あまり頻繁にあるスタイルではありませんが、大変効率がいい、と感じています。マナー研修では例をお見せする場面も多く、説明をする講師は話すことに集中できますし、受講生の皆さまにとっては動作を見ながら説明を同時に聴くことができるので理解しやすいのです。また講義中にもう一方の講師がクラス内を周ることができるので、受講生の方々が適度な緊張感を保つことができますし、グループディスカッションの際も質問を受けやすくなります。
今日、ご一緒したのはもう長年のお付き合いの講師の方です。お互いをよく知っているので、「あ、うん」の呼吸で研修を進めることができてとても楽しく充実した研修となりました。この講師の方とは「おもてなし研修」も2人体制の研修として企画しています。 また後日その内容をご紹介したいと思います。
それでは皆さま、今週後半も元気に頑張りましょう!
中野美夏子