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「出だし」でおもてなし英語-ヘアサロンにて

皆さま、こんばんは。

今日は梅雨の合間の晴れ。湿度も低く、外を歩いていて気持ち良かったです。

さて、今日は昨日久しぶりに行った美容院で受けたおもてなしと、もし同じ対応を英語でするとしたらどうしたら良いか?についてお話したいと思います!

 

カラーリング剤が定着するのを待っている時に、少し指についてしまいました。手持ちのティッシュで拭いて、そのまま雑誌を読んでいると、スタッフの方がいらして、

「よろしければ、お使いになりませんか?色素が沈着してしまってもいけないので、、、」

とリムーバーで湿らせたコットンを差し出してくださいました。

そうなんです、ティッシュで拭いても完全には取れていなくて、あとで洗わなくては、と思っていたのです。

リムーバーで取る、ということを考えていなくて、、、。

 

こちらからお願いしなくても、相手の立場に立って、「こんなことが必要なのではないかな」と一歩先取りして手を差し伸べてくださる、これがおもてなしです!

 

またまた感激してしまいました。

そして、少し考えました。

 

「相手が外国人で、英語で対応するとしたらどう表現したらいいだろう?」

 

とっさに出てこなくて固まってしまう方も多いのではないでしょうか。

ここで「出だし」+ジェスチャーのおもてなし英語の出番です!

「~なさいますか?」の出だし

 

Would you like to…?

 

と言ってコットンを差し出せば「おもてなし」も含めて十分伝わります。

「色素沈着は英語で何というのかな?」と悩んでいるうちにおもてなしのタイミングを逃してしまうのです。

 

「出だし」+ジェスチャーでおもてなしが伝わったら、改めて、

 

「しっかり言葉で伝えるとしたらどうしたら良かったのかな?」と考えます。

 

Would you like to …? でももちろん伝わるのですが、せっかくですから少しずつ英語も上達させたいですよね。

 

「伝えたかった」ということから学ぶのは、とっても効果があります!

 

色素沈着を辞書で調べると、

pigmentation

という単語が出てきました。でも少し調べると、いわゆる日焼けのあとなどにできるシミのことのようです。

今回のような場合に使えるのかどうか、はっきりわかりません。

それにこの名詞を使って、どうやって文にすればよいのか、、、?これまた一苦労です。

そこで、「色素沈着」からは離れることにしました!

 

Would you like to use this cotton pad dipped in color remover?

I’m afraid the hair dye might stain your fingers.

 

(リムーバーがついたコットンをお使いになりませんか? カラーが指に染みついてしまうかもしれませんので、、、。)

 

dipped in … :  …に浸した

I’m afraid… :  (ネガティブなことに対して)…だと思うので

stain … : …に染みつく

 

それほど難しい単語は使っていませんが、それでもとっさに出すにはまだハードルが高そうだ、、、と言う場合は、無理せずもう一段シンプルにしましょう。

 

Would you like to use…コットンを見せながら remover?

I’m afraid…少し間…might stain…自分の指をこする


でほぼ全て情報は伝わると思います!(しかも丁寧な印象で)

ブログでも何回となく説明してきましたが、I’m afraid もとても便利な「出だし」フレーズです。また改めてゆっくりお伝えしますね!

 

こんな風に

 表現を一通り学ぶ

 それを基にすぐ実践するためのポイントをチェック

 ポイントを実践で使いながら完成形を目指す

というお手伝いをしています。

 

実践ですぐ使う、という方にとってこのやり方はとても効率的です。

 

すでに「おもてなし」は溢れているので、ぜひそれを「かたち」で伝えられるようにしましょう!

ちょっとしたことで心が伝わって、相手の方から“Thank you.” と笑顔が返ってくる。

とっても嬉しい瞬間です。

たくさん経験してくださいね!

 

First Star

中野美夏子

 

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