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オンラインビジネスマナー

皆さま、こんにちは。いかがお過ごしですか?

自粛生活ももう少し延びそうですが、この生活パターンでも自分なりのペースやスタイルがつかめてきた方も多いのではないでしょうか。人々の状況に適応していこう、という力ってすごいな、と感じています。

娘はバレエのレッスンもオンラインになり、リビングでバーレッスンを受けています。私は、youtubeなどの動画配信を見ながら行うのとどう違うのかな、、、と興味津々です。

Zoomを使ってのレッスンなのですが、ときどき「〇〇さん、背中をもっと広く~」と先生から声が飛んできます。先生から見られている!というのがやはり緊張感になって、セルフレッスンとは全然違うようです。

グループレッスンでも対面でのレッスンの時より、それぞれの方の顔が一度に見えるので、かえって緊張感があるようにも思います。誰かの陰に隠れて居眠り、、、なんてことはできないですしね(笑。

オンラインコミュニケーションがこれだけ普及し、今後も確実に定着していく予感がありますので、接遇マナー、ビジネスマナーの分野でも「オンラインマナー」が新しい項目としてスタンダードになっていくことは間違いありません。

講師間でも情報交換しています。まだオンライン研修・オンラインミーティングは試行錯誤の段階なので、様々な意見がありますが、私なりのアイディアを3点お伝えしたいと思います。

 

● アイコンタクトは相手をイメージして

オンラインコミュニケーションでのアイコンタクトは難しいですね。相手はカメラの向こう。しかし相手の表情は画面に映るので、そちらに視線を動かすとカメラと視線がずれる、、、。一生懸命カメラに向かって話をしていても画面には資料しか映っていなかったり、、、。

アイコンタクトはコミュニケーションではとても大切です。「あなたに向かってメッセージを送っています!」、「あなたのお話を一生懸命お聞きしています!」、という「心」をこめてアイコンタクトを行いましょう、といつもお伝えしている私としてはとても複雑な気持ちではありますが、オンラインではアイコンタクトをしている「つもり」になるしかないようです。

カメラに視線を向け、相手をイメージしてみましょう。その相手にメッセージを伝えている「つもり」、声を聞きながらその相手がカメラの向こうにいる「つもり」になってカメラを見る。

アナウンサーの方々がテレビで視聴者に向かって話をしていることを考えてみましょう。まるで私たちの目をみて話しかけてくださっているようですね。目指すはアナウンサーのアイコンタクトです!

イメージが迷子になったら、少しだけ視線をずらして画面の相手を確認して、またカメラに戻す。

そんなことできない!と最初は感じるかもしれませんが、今は相手の反応をみながらいろいろ試してみる時期です。意識をするだけでも変わってくると思います。

 

● 表情は大げさに、ゆっくり

おもてなし英語研修やグローバルマナーの研修では、いつも「表情は大げさに!」とお伝えしています。一般的に、日本では表情が控えめな方が多く、そのほうが印象が良い、という状況もありますが、異文化の方とのコミュニケーションでは表情は意思表示の大切な手段となるからです。

相手が日本の方であっても、オンラインのコミュニケーションでは画像の大きさや質によって表情がわかりにくいことがよくあります。ですから「表情は大げさに」そして通信による時差を考えてゆっくりめに変化させてください。

特に笑顔は大切です。「聞こえているかな」「相手の反応はどうかな」と不安になっている時、相手の笑顔が見えると嬉しく、安心するものです。聞いている方も話している方も、いつも以上に笑顔に救われる、ということが多いのです。自分の顔も画面で確認できたりすると恥ずかしいものですが、照れずにBig Smile😊でお願いします!

 

● 相槌は大きな動きで

複数でのミーティングでは話す人以外は音声をミュートにすることがスタンダードになりつつあるようです。しかしそれでは話者にとっては反応がつかみにくく不安になってしまうと思います。

というのも今までのことを改めて考えてみると、小さなグループはもちろん、100人以上の大きなセミナーでも、ちょっとした「わぁ!!」「えぇ?!」や笑い声と言った声の反応に支えられているなあ、と感じるからです。

ですから「頷く」などのボディーランゲージが頼みの綱です。同調の際は大きく頷きましょう。あるいは「質問はありませんか?」と尋ねられ、無い場合などは大きく首を横に振りましょう。

 

オンラインのコミュニケーションはこれから改善が進んで、より便利に使いやすくなっていくと思います。使う私たちも、ただ情報提供、共有、交換、の場として捉えるのではなく、相手への「思いやり」の心を最大限使って、「信頼関係を築く機会」、「コミュニケーションを楽しむ場」にしていきましょう!

 

First Star ★  中野美夏子

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